長友がふくらはぎにハリを感じた為に前日別メニューの凄さ



ザンビア戦を見た。

結果は日本の勝利で、守備がやべえボロボロだとも思ったけど、
上手いことメンバーを変えれば本番では防げないこともなさそうなものもあったし
それよりも4点を取る、その前のコスタリカ戦も3点取って逆転っていう
以前までの、相手がどこであれゴール前までは行くけど何も出来ないまま終わることの多かった頃との違いが良かった。
本番も割りと得点が入りそうな、長く楽しめそうな予感がしてる。

そんな中、試合中にさらっと入ってくる豆情報に凄いものが。
他の試合でもちょくちょく聞く類の内容ではあるが、
先発スタメンの長友が、前日にふくらはぎにハリを感じたために別メニュー調整をしたというものだ。
こういう所が今の日本代表は凄いと思う。


ふくらはぎのハリである。
学校の部活レベルならそんな程度で練習休んでんじゃねーよなんてこともなりがちである。
それどころか「聞いた?あいつふくらはぎが張った程度で練習サボったんだってよ(笑)」ともなりかねない。
ましてや長友のように後に先発スタメンでフルに動けば
「ほら全然動けるのにあいつ練習やらなかったんだよ(笑)」の証明とされる可能性すらある。

しかしそうではない。
そういう僅かな体の異変を尊重し、大事を取って休ませる。
異変を感じた選手もその異変をしっかり伝える。
無理をすることで大事な試合に影響を及ぼさないように、万全の体調を整えていくこと。
そして周囲も、そのことをしっかり理解出来る。

だからこその長友先発が可能であるし、あのパフォーマンスも出てくるのであろう。
むしろふくらはぎのハリという異変を隠すことの方がよほど怒られるという、
試合の為に、結果の為に、そういう土壌がちゃんと出来ている。
日本代表に限らず、本当に結果を求めるならこういうことこそが大切なのだ。


ふくらはぎのハリだけではない、
今日はしっかり風邪ひいちゃったとか、偏頭痛が超酷いとか、
境界線が難しいけど、それによってむしろ成果が落ちてしまうようなことがあるなら、
それを伝えてちゃんと大事を取って休むべきだし、
周囲もそれを理解していくべきなのである。
ガチのズル休みも、この周囲の理解という連携が取れれば、
しっかり話し合われ批判されやり辛い環境が起こるはずだ。

ガッツリ風邪をひいた人間に対して「皆一生懸命やってるのに休めていいね」なんて空気が出来はじめれば
皆がそう言われないよう多少無理をしてでも仕事を続けるようになり、
それが慢性化すればやがて大分無理を押した状態でも続けるようになり、
作業の効率みたいなものもどんどん落ちて、やがて大したパフォーマンスも出せずにグループリーグで無得点のまま敗退してしまうのだ。

もしそういう無理を押さなければ維持出来ない状態だったとしたら、
その状態を回避する状態にもっていくのが普通である。
年がら年中その状態を維持しないとやってられないのであればそれはもういつ綻んでW杯出場すら難しくなってもおかしくない。

またそうでなく、ピンポイントで大きな仕事が控えているのなら
それこそ今回の長友のように別メニュー調整に該当するものを行うべきだし、
その調整を行える環境があるべきである。


大抵の人なら最低でも悪い結果は残したくない、
出来れば良い結果を求めていくものだろう。

実際の結果がどうあれ、
その求めていく姿勢が無ければやはり良い結果はついてこないし、
その良い結果を求めていく姿勢が無ければ、本当に良い結果が出た時にもその結果をしっかり受け止め新たな課題を見つけることも出来ないだろう。

その為にしっかり休む。
異変を伝える。
周囲が理解する。

良い結果を求める為に休むという感覚がちゃんとある今の日本代表は凄いなと、そうあの試合を見ながら思ったのです。



そしてそうッ、
良い結果を求める為にはやはりそういう意識を持った人間が必要でっ、
無能の私が社会に貢献出来ないのもこういう為なんですよ!(そうじゃないし全部台無しにした!)