オナニーの難しさ



最初に断っておくと、エロい話でも無ければ楽しい話でもありません。
むしろ真逆の要素が詰まってます。



めっきり頻度が減ってきたものの
それでも時々金玉がえらい重くなった感じがしてきて
流石に厄介と感じた日にはオナニーをしようとする。

するのだが、これが難しい。

例えば裸になった女性を見る。
目の前の光景を見て色々想像するし考える。
こんなことしてみたいとかもちょっとは考える。
しかし自分の自意識過剰が凄いので、いつも都合良く悪い方に考えが転ぶ。
万が一自分がこういう状態になったとしたら相手が可哀想過ぎるだろとか
仮にただの画像と開き直ってもこんな人間にオカズにされるのは嫌だろうなぁとか有り得ないことも考える。
絶対そんなの相手が分かるわけねーって思ってても結局そう思ってしまう。

それは「彼女いない歴=年齢」みたいなベタを地でいっているせいもあるかもしれないし、
いつも言うように相手に対する想像力が欠けているせいもあるかもしれない。
自分自身を評価してないみたいな部分が原因かもしれない。
悪い方向に言い訳探しさせたらかなりスキルがあるなってそこだけは評価してる。

とにかく素直に目の前の裸で興奮することが難しい。
何のオカズも無しに無心でちんこをしごき続ける方がまだ何とかなることも多い。
でたいして気持ち良くはない。

これが二次元関係になっても同様のことが働いて、
この子はあくまで主人公に向けてそういう行為をしているのであって
こんなのまでオナニーしてると思ったらキツいだろうなぁって思うし、
ゲームをしているプレイヤー自身のことを大好きみたいに言ってくるキャラがラブラブ光線を出し続けたとこで「俺に出すとか対象間違えてんぞ」って思う。
想像の世界に入り込めないし、
自分自身を否定し続けているおかげでちんこもそんなに元気にならなかったりする。


結局これは嘘でも「そういう体」を楽しむことが出来ないってことであり、
そういえば昔働いてた時に飲み会からの流れで一回だけキャバクラに行ったことがあった。

着く前からもう帰りたかったけど、
お店に入って、皆が楽しく綺麗な女性と話をしている。
自分の所にも一人来てくれたけど、本当に分からなくて、相手の人の話の仕方も気遣いみたいなことも分からなかった。
そのせいかすぐまた別の人が来て、また別の人が来て、何も楽しくないまま時間は終わった。むしろ辛かった。
連れてきてくれた先輩にもお店の人にも悪かったなと今は思う。

で自分はあの頃から成長していないし、
いや待て、あの頃はまだ普通にオナニー出来てたからむしろもっと悪くなってる。
別にキャバクラじゃなくても、日頃から嘘でも「そういう体を楽しむ」っていうのは必要なことだと思うし、
オナニーも上手に出来ない現状っていうのは結構深刻なのかなって書いてて思った。


金玉が重い日ぐらいしか最近はオナニーしてないけど、
どうせするなら気持ち良く出来ればいいなと思う。
書いてみて、きっとその為には自分自身を否定し過ぎない所から始めることが必要なのかなってことを思いました。
結局どう分析した所で自分が変わらないから意味無いんだけど。

しかしこの文章こそはオナニーの塊みたいなものなので、
それが出来てるだけまだ良いとあえて良い方向に開き直っておこう、
という結論にしておくのです。

…いや待て、これこそが悪い方向か。