引きこもりの注意点・その1

 

悩みをインターネットに頼らないことである。


残念な人なので心の相談室的なページとか時々見ちゃう。
見ちゃうと質問の内容によらずこんな結論で締めくくられていることが多い。
「身近な人に相談することが一番です」と。

毎日苦しんじゃうくらい困ってることがあるとか。
自分の問題点を治したいけどどうしていいか分からないとか。
人に言えない重めの悩みを抱えているとか。

それでも結論は「身近な人に相談することが一番です」で終わっていることが多い。
でその通りだなって思う。
結局人それぞれである問題の細かい所は
その本人を知っている周りの人の方が理解を示してくれるだろうし
変化していく状況にも対応することが出来る。
またそういう難しい問題から
その人を守ってくれるのはやっぱり身近にいる人間だと思う。
ただ自分自身に関する問題の時は「もっと自分を大切にしてあげるようにしましょう」っていう結論も多いけど。

でよく見るページではそれに続けて
「どうしてもそれが難しい時は我々カウンセラーに相談してみて下さいね」的なことが書いてあったりもする。
商売は商売だからこういう時は俺たち専門家に頼れよ、お金かかるけどなってことである。
でそれもその通りだなって思う。
世の中一人で生活していて頼れる人がいなかったり
そうじゃなくてもここにいる残念な人みたいに些細なことさえ身近な人に相談出来ないっていう人もいたりするけど
そういう時に街中に出てあの僕ちょっと困っててーなんて不審者まっしぐらになるより
専門家の人に話した方が安心出来る部分があるはず。お金かかるけど。当たり外れもあるけど。
ただ問題って抱えたままではなかなか改善しないですし。

ところがどっこい世の中身近な人に頼れないからってインターネットに頼っちゃう人がいる。

ちょっと心配なワードで検索すればそんなローカル掲示板的なページもよく引っ掛かる。
私はこれこれこうこうで。大丈夫なんでしょうかと。困ってますと。辛いですと。

普通のちゃんとした人ならこれでいいと思うのだけど
これが引きこもりやら無職やらニートになると話は違う。と言ってもこの3つって大体一緒だけど。
何が一緒ってそれは叩きやすいだめな奴ってことである。
もちろんそこに至る過程で色んな事情のあった人はたくさんいます。
辛い思いをしてきた人だってたくさんいます。ほんの少しぐらいは理解してるつもりです。

でもそんな状態で本当に辛く苦しかったとしても
それを「私は引きこもり等々です」って表した時点でそれはどう説明を入れた所で叩きやすいだめな奴ということになってしまうのである。またどっかでここについてだけ書きたいけど。
もちろん全員が全員そういう捉え方をする訳はないのだけれど
そう捉えられてしまうことがあるのです。
世の中働いてるちゃんとした人やもしかしたらそうでない人の中にも
記号的に「引きこもり=だめな奴=クズだから叩いて良し!」という式を持ってストレス解消にしている人だっているのです。
ただ難しいけどアタシなんかは本当にクズだからその通りですとしか言えないんだけど。急にオネエ言葉になっちゃうけど。
ここはそうじゃなくて本当に悩んでるのにインターネットに頼っちゃう人に向けて。
で、そういうストレス解消をするタイプの人っていうのはそういう場所に居着きやすい。
なぜなら目の前でだめな奴が勝手に集まって弱気になっているからである。
反撃に遭うこともない。一喝して気分を良くするには最高の環境になりやすい。

もしそこに本当に悩んでいて頼れる人もいない。けど相談相手が欲しい。
それをいつも利用しているから少しずつ親近感の湧いたネット環境に頼ってしまう。と。
本当に悩んでいればいる分だけ、そういう人のふざけていようがパターンだろうが、言動にショックを受けてしまうケースに遭う確率が高くなる。
普段からインターネットを利用している人ほど、ダメージを受けてもなお止められずにその続きを続けてしまう。
相手は貴方の状況なんてどうでも良くて言葉遊びの感覚で上から物を言ってスッキリしたいだけなのに
貴方の悩みが真剣であればあるほどその言葉をマジに受け取ってしまってそれが延々と悪い方に悪い方に流れていく。ハイパー悪循環コンボである。

それとステータスを明示せずとも
文章がしっかりしてない人も相談を受けられない場合が多いように見える。
それこそインターネットを見てると「んー、この人ちょっとアレかもしれん」って思う時がある。
「その感覚=攻撃チャンス!」という人もいたりで。
ただそう見える人ほど真剣に悩んでることが多いかもしれんって勝手に思ってるのですけど。クズなもんで相談には乗れないですけど。心でそう思ってるだけですけど。ここじゃない場所があるんじゃねーかな?って。

とにかくだめそう弱そうみたいな印象がそこにあれば
そこからは無条件で攻撃パラダイスになる時があるのです。それをちゃんと理解しておきたい。
場合によってはオンラインだけじゃなくてオフラインでもそういうケースになる可能性はある。
ただ、オフラインは自分で選べばそのリスクは減らせる。多分お金かかるけど。安心して相談を受けてくれる相手がいるはず。当たり外れあるけど。ハズれが出たら引き直せばいいんです。
もしかしたらオンラインでもそういうやり取り出来るお金のかかる場所はあるかもしんない。
けど、個人的には顔の見える相手のがいいのかなって思ってます。


問題の原因を探るとだめな自分に行き着くこともある、かもしれない。
でもそこに辿り着くためにはどっかで問題と向き合うことが必要な場合があると思う。
それすら見つけられなかったら問題はずっとそこにあったりする訳で。
解決したい問題と向き合うために誰かの力に頼ってみるのは悪くない。
「お腹空いたけど何食べたいかピンとこないわぁ」「ラーメンでも食う?」「そうするー」きっとそんな感じの延長。
そんな時に無駄にダメージを受けて余計なストレスを抱え込んで、
気付いた時には初めの問題をどんどん勝手に悪い方に歪めてしまう必要は無いはず。

結局インターネットは便利で楽しいことがあるけど
だからと言ってそこに自分の気持ちを入れ過ぎたらいけない時もあるよ。頭に入れて気をつけようねって話。
あれなんか子供向け教材みたいな話になっちゃった。やだ精神年齢の低い私にピッタリ。


だから最終的にはなんていうか、本当はこんなブログタイトルとかつけたら絶対だめ。
たとえ何も思い浮かばなかったとしても。
両親に相談しよっかな。やっぱやめた。