鼻からひじきが大漁



世間ではこれを鼻毛と呼ぶらしい。

が、しかし。
このツヤ、太さ、そして長さ。
新しいひじきの種として登録してもいい程のポテンシャルを秘めている。
一言で言えば、逞しい。
逞しいのである。

鼻から出て来た時に「なんだこれっ?!」ってノータイムで出る逞しさ。
そしてそれが一本だけの奇跡ではなく、
何本も豪快というのだから驚きを隠せない。

鼻がムズムズする。
花粉かな?いいや違う、鼻毛だね。鼻からちょっと出てる。
こいつをなるべく根元からチョキチョキっと切ると「ッ?!!」
ひじk・・いや、鼻g・・・・・・・ひじきだこれ!!
鼻から出て来たのは、もう鼻毛ではなくひじき。
厄介な鼻毛一本を切るつもりが、たくましいひじきが4本獲れた。一発で。凄い。
もう一回切ったらまた獲れた。
こんなにひじきがたくさん。
そう。自分の知らない間に、自分の鼻の中は海になっていたのだ。
もうこれは、感動である。
無職、鼻毛に感動。


ちなみに鼻毛は切れば切るほど太く逞しくなるとかなんとか。
なので将来的には、天然物に負けないレベルのひじきを育てていきたいと、そう思った。
こういう日もある。